燃える

人は生きたようにしか死ぬことはできない。全力で生き切る人だけが安らかに死に切ることができる。

力の質

それは火か、もしくは水/風か。
近頃この2つの視点でものを捉えることが多い。

「火」は即効性があり、その強い力で簡単に状況を変えられる。しかし失うものも多い。「水/風」は火ほど劇的な力はないが、ゆっくりとものを育んでいきやがて大きな力になる。

火で問題を解決するのは楽な一方、永続性がなく未来に続いていかない。そこで水/風によって小さな変化から徐々にではあるが土壌作りをし、持続性のある変化を生まなければいけない。

正しさ、正義、正当性について目を向けると火であることが多い。人の命は短しといえど、ライフスパンで捉えては「早すぎる」物事が確実にある。だから私は常に古代から未来を行き来していたいと思う。

二億年

これは二億年前の樹木の化石。

二億年後には今いる人はみんな死んでいるから、気にせず好きに生きればいい。

point

人は神が作ったとするには不完全すぎるが、自然が作ったとするとこの上ない最高傑作であると思う。

真空について

真空は実は一般的にイメージする「無」=つまり何も無い状態ではない。

量子力学では真空こそがあらゆる物理現象の舞台となる動的な存在であると言われる。そしてこの何も無いと思われる真空が物質の根源となる可能性を秘めている。

無から有が生まれる。これを認めること。 ここにいま、最も興味がある。

この概念は仏教における「空」に近い。「色即是空、空即是色」つまり物質的現象はすべて実態がなく、およそ実態がないということはすべて物質的現象であるということ。

現象と意味、そこからの生成をどう捉えるか。永遠に尽きない課題でもある。

サニツ

2024.04.11は旧暦で3月3日。普段は水面の場所も干潟になる大潮の日。

サニツ(浜下り)といい、浜に下りて足を清める伝統行事が昔から続いている。
家族で潮干狩りをする人やアーサをとる人、思い思いに過ごす人たち。

変わらないものを見つけるたびに沈黙がやすらぎに満ちる。

緑水青山

緑水青山という言葉がある。

山の木々が青々とし、水は生命力を蓄えている。自然の雄大さを表すとともに、この地球に生きる我々の心、そのありのままの姿こそが仏であるといった意味だと理解している。

宮古の水は無限の青がある。緑は深く、生きることを伝えている。私の心は何処へ行くのか、私にも分からない…

シルフェー

陽は射していても白く曇る季節。花曇りという。 そしてこの頃の南風は白南風(シルフェー)と言うそうだ。

淡くシルキーな光とシルフェー。 名前をつけることで人は「見える」ようになる。

いつか、まだ名のないものを名付けてみたい。

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