distance–
写真とは「距離」の関係性を探る修辞学なのだ。
すべての–
若い頃は何事にも答えを求めていた。
答えが出ないのは自身の努めが足りないからではないかと思い必死で踠くが、
これはどうやらことの在り処を見誤っていたのだと気付く。
考え、悩み、対話する。
答えは出ないがそれを良しとして、ただ知を得てこれを愛す。
人はそれを哲学と呼ぶ。
変化–
墓石にキャスターをつけて墓地2.0とか言い出しそうな社会です。可能性から–
建築家はこれ以上建物を増やす必要がないと感じているにも関わらず家を建てなければいけない。
私たちはすでにもう、作り得ないということから始まるのかもしれない。
重なり–
小さいことが、なめらかに、
ただ進むだけで、
それは生活の骨となって、
積み重なるのだと思います。
白露–
晩夏の様相、白露へと水は変わりゆく。
ひのおわり–
オフは葉山の一色海岸へ。
ここはとても気持ち良い空気が流れています。
夕暮れのBlue Moonにて。
祖霊–
日暮れ後に鶴岡八幡宮の本宮に上がり、
段葛を振り返ると、光の山が現れます。
現代の送り火に見立てて眺めるのも一種の数寄。
鎌倉では故きを温ねる術が様々なところにあり、
時勢の赴きに身を委ねることができます。