南風

近頃、夜になると湿気が高まる。
空気が肌にヒタっとまとわりつき、そのねっとりした加減とともに眠気もやってくる。
朝、太陽が登れば、それはさらっとした空気に変わる。

ちょうど今の時期、南風が吹き湿気を運んでくるようだ。
これをプスピローマヌパイカジ(星昼間の南風)と呼ぶそう。

太陽が空の頂点に来る昼間のように、星にも一番輝ける昼間がある。
この昼間に吹く南風が、星昼間の南風。

星が上がれば風が吹き、私は眠りにつく。
湿気のようにトロンとして、南風と同化する。