JOURNAL

作る

いま作品を作っている。「時間と意味」に関する作品になる。

作品というのはこれまでの経験や知識をすべて反映する鏡のようなものだ。

作品は新しい認識を提示し、私達が如何に未だ無知であったかというリアリティを形作る。それは逆説的な矛盾かもしれないし、一時の意味や価値の置き換えでしかないのかもしれない。

ただし、常に変動するエフェメラルなものこそが動的な人間に寄り添えるのだという確信もある。

理性と感情を完全に分割できない人だからこその表現が、まだある気がしている。