JOURNAL

by new relation

表現と批評、またそれらの言説というのはダブルコンティンジェンシーな側面を見ることがある。相手とする対象の出方次第で、またその可能性を十分に含ませていることこそによって、意味を回収可能とする他者依存性を肯定する。

量子物理の世界にも不確定性原理というものがある。相手に今の気持ちを聞こうとすると、その行為によってその人の本当の気持ちが見えなくなる、みたいなことだ。

表現の意味が、解答のある問題に対応していないこととは別に、こういったコミュニケーションの相互関連の不明確さがまた表現の意味性を理解の奥底に追いやる。

私たちは触れられない空気と同居しながら、同時にその空気をも吸っている――そういったことをしている。無自覚的に。